旭ケミカル・３市町に−オゾン空気清浄機

コロナ禍・「困っている人の役に」

　配管クリーニングや衛生商品などを取り扱う延岡市平原町の旭ケミカル（内田二紀夫社長）は、新型コロナウイルス感染症対策に役立ててもらおうと、１８日に門川町、２２日に日向市と高千穂町にそれぞれオゾン空気清浄機を１台ずつ寄贈した。

　寄贈したのは、タムラテコ社製の空気清浄機能付き「オゾンエアＢＴ―１８０Ｈ」。発生させた低濃度オゾンで新型コロナウイルスを不活性化し、感染リスクを低減させるという。人がいない環境では高濃度のオゾンを発生させて部屋全体を除菌することもできる。

　門川町の贈呈式には、内田社長（８１）と内田麻紀子専務（４９）、タムラテコ社製品の正規代理店イノベーション・ケイ（福岡市）の長尾康二社長（５３）＝延岡市南一ケ岡出身、延岡高ＯＢ＝らが出席。

　あいさつで、安田修町長は「こういう事態（コロナ禍）、ご時世なので、有効に利用させていただきたい」とお礼。内田社長は「門川町にも知人は多い。コロナ禍の中、世の中の困っている人のお役に立ちたかった。まずは使って良さを分かってもらいたかった」と話した。

　贈られたオゾン空気清浄機を、新型コロナウイルスワクチン接種会場の待機場所で使用することにしている。

　日向市の贈呈式は２２日、市役所の市長応接室であり、内田社長が十屋幸平市長に目録を手渡した。

　十屋市長は「とても感謝している。市長応接室で活用し、多くの皆さんがきれいな空気の中で安心して訪問していただけるようにしていきたい」とお礼を述べた。

一行は同日午後、高千穂町役場も訪れ、同町にも同清浄機１台を寄贈した。