３１日から初の延岡キャンプ−マイナビ仙台レディース

ＷＥリーグの開幕見据え

　サッカーのマイナビ仙台レディースが３１日から、延岡市の西階陸上競技場で初めてキャンプを行う。９月には国内初の女子プロリーグ「ＷＥリーグ」が開幕する予定。４月２４日から始まるプレシーズンマッチを見据え、延岡で調整に励む。キャンプは同１０日まで。無観客で実施する。

　マイナビ仙台は、以前はＪ１ベガルタ仙台の女子チームだったが、支援企業のマイナビが経営母体に変わり、クラブカラーは金から水色に。円形のエンブレムにはベガルタの由来となった織り姫（ベガ）とひこ星（アルタイル）に、はくちょう座のデネブを加え、夏の大三角形を構成する三つの星が盛り込まれている。

　クラブスローガンは、高い目標を目指すという意味の「ＳＨＯＯＴＦＯＲＴＨＥＳＴＡＲＳ」。見る人全てに元気を与えられるような「希望の星」となれるよう願いを込めた。

　９月開幕のＷＥリーグは１１クラブで王座を争う。マイナビ仙台の選手は、昨季のなでしこリーグ２位の１５点を挙げた主将・浜田遥選手ら２６人。今季は積極的に選手を補強しており、日テレ・ベレーザに所属していたＭＦ宮澤ひなた選手など６人が加入した。浜田、宮澤両選手は、なでしこジャパンの３月トレーニングキャンプ（鹿児島）メンバーにも選出されている。日テレ・ベレーザ時代にリーグ４連覇の実績を持つ松田岳夫監督を招聘（しょうへい）し、初代王者を目指す。

　プレシーズンマッチは各クラブ４試合実施する。マイナビ仙台は４月２４日に三菱重工浦和レッズレディース、５月９日にちふれＡＳエルフェン埼玉、同２９日にジェフユナイテッド市原・千葉レディース、６月５日に日テレ・ベレーザと対戦する。