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高齢者らと交流−門川中で地域学習

本紙掲載日:2021-07-03
8面
高齢者から教えてもらいながら竹とんぼを作る生徒

竹とんぼ作り「思い出になった」

 門川町立門川中学校(山内昭弘校長、478人)で6月25日、1年生145人を対象とした地域学習が行われ、校区内の高齢者らを講師に迎え、体験を通して技能伝承やニュースポーツ、障害者福祉について学んだ。

 自分たちが暮らす町の歴史や特色などを学び、地域社会で生きる自分自身がどのような思い、考えを持って行動していくべきか気付いてもらうのが狙い。

 講師を務めたのは、町高齢者クラブ連合会(高ク連、津隈ミサオ会長)をはじめ視力障害者福祉会、門川手話サークル、点訳サークル「点とうむし」、町社会福祉協議会の約50人。

 技能伝承は浴衣の着付けと昔の遊び、ニュースポーツはグラウンドゴルフと卓球バレー、玉入れ、障害者福祉は車いすやアイマスク歩行、手話、点字を体験した。

 このうち昔の遊びでは、生徒20人が竹とんぼ作りに挑戦。同町城屋敷の米良正秋さん(78)ら高ク連の6人の指導で、用意されたモウソウチクなどの材料を小刀で丁寧に削るなどして完成させ、実際に飛ばして楽しんだ。

 内容別に行われた閉会式では、生徒代表の中武澄和さんが「一緒に竹とんぼを作り、思い出になった。この昔の遊びを次代につなげていきたい」とお礼。「薄く削るのが難しかったけど、出来栄えはまずまず。地域の人たちと触れ合えてよかった。皆さんとても上手ですごいと思った」と感想を述べた。

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