求職者に出会いの場

のべおか就職説明会

◆企業側、資料と動画でＰＲ

　延岡地域雇用促進協議会主催の２０２１年度第１回のべおか就職説明会が６月２１日、延岡市東砂浜町の延岡総合文化センターであった。県北に事業所を持つ４２社がブースを構え、一般求職者（ＵＩＪターン希望者、子育て世代、就職活動中の学生など）や転職希望者に自社の概要や職務内容などを説明した。

　来場者は受付で配布された企業概要一覧や、会場に置かれた企業パンフレットを手に、目当てのブースを訪問。担当者が準備した資料や動画を使った説明に耳を傾けた。

　今回が初参加という企業の担当者は「この時期の求職者がどういう基準で会社選びをしているか、リサーチも含め参加した。まずはわが社に興味を持ってもらえれば」と期待。コロナ禍以前から説明会に参加している企業担当者は「当然だが、コロナ前と比べて来場者は少ない」と話しつつ、「例年より２０〜３０代の若い世代が増えている印象。長く頑張ってくれる人材が入社してくれたら」と話していた。

　ＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）でこの日の開催を知ったという本県出身の２０代男性は「大分の大学に通っているが、地元に面白い企業があればと参加した。目指す分野が決まっていないので、いろいろなブースで話を聞きたい」と意欲的に話していた。

　この日は一般企業のほか、就職相談・支援を行う４機関（ハローワーク延岡、ポリテクセンター延岡、ヤングＪＯＢサポートみやざき、みやざき若者サポートステーション）もブースを設置。就職活動に悩む求職者たちが訪れアドバイスを受けていた。

　説明会では、来場者に検温と手指消毒を呼び掛けたほか、企業ブースには飛沫（ひまつ）防止のパーティションを設置。会場入り口には収容率５０％時の人数を掲示し、密集防止の目安にするなど「３密」対策を徹底して開かれた。