聖心ウルスラ学園−手書きの感謝メッセージ
本紙掲載日：2021-07-09
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生徒学生から医療従事者へ−延岡
延岡市緑ケ丘の聖心ウルスラ学園（佐田栄子理事長）の同学園高校、同学園聡明中学校・高等部、同学園看護専攻科の生徒学生６２７人はこのほど、コロナ禍で働く地域の医療従事者に宛てた「感謝のメッセージ」を書き、市民団体・県北の地域医療を守る会（廣�麌霖鵬馗后砲亡鵑擦拭�
メッセージは守る会が昨年３月から市民に呼び掛けて募っているもので、同学園は創立記念日である５月３１日、宣教師として来日し同学園の創立に携わったシスターたちへの感謝の気持ちとともに、現在のコロナ禍で働く医療従事者への感謝の気持ちを重ね、生徒学生で一斉に「感謝のメッセージ」に取り組んだ。
佐田理事長の講話では、１９５５年創立の同学園の歩みとともに、持続可能な地球環境や社会生活のために対話を求めるローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の言葉が紹介され「コロナ禍で献身的に働く医療従事者へ感謝を伝えることもまた、自分たちにできる身近な取り組みではないか」と呼び掛けられたという。
メッセージには「いつ自分が感染するか分からない中、自分の身を削り、患者さん最優先で働いていることを思うと感謝してもしきれません」「まだまだ感謝の言葉を言い足りません。収まったら必ず直接伝えます」など、生徒学生一人一人の思いが手書きでしたためられた。
看護師を目指している同学園高校看護科２年の渡邊楓優那（ふうか）さん（１６）は「メッセージには感謝の気持ちと一緒に、自分にできることとして毎日、手指消毒などの対策に取り組んでいることを書きました。『私たちも頑張っています』という気持ちが伝わればうれしいです」と話した。
守る会では市民と医療従事者の思いがつながることを願い、寄せられたメッセージをインターネット交流サイト「フェイスブック」で発信しているほか、今後、展示会も予定しているという。