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学生ら2千人に実施−コロナワクチン

本紙掲載日:2021-07-12
3面
新型コロナワクチンの接種を受ける学生(九州保健福祉大学)

九保大で職域接種

 九州保健福祉大学(兒玉修学長)は10、11日、延岡市吉野町のキャンパス内で学生ら約2000人を対象とした新型コロナワクチンの集団接種を実施した。県北では初の職域接種となる。

 同大学は国から職域接種実施を認められ、2000人分の米モデルナ製ワクチンを確保。在籍する学生や教職員計約1500人から希望者を募り、残った約1000人分のワクチンは市と協議して、市内の公立学校や幼稚園など優先接種の対象となっている教育職の接種枠とした。

 接種は午前中に学生と職員、午後から教職員と分けて実施。学生は接種券を持たないため、学生証などによる本人確認後に、アレルギーがないかなどの予診、検温を受け、さらに予診票を最終確認するという二段構えで接種情報を管理した。

 市医師会と延岡市西臼杵郡薬剤師会が全面協力し、約50人態勢で対応。市内の集団接種会場では最大規模となる、同時に8人ずつへのワクチン注射で、大人数の接種をスムーズに進めていた。

 2回目接種は4週間後の8月7、8日に設定。1回目の接種を済ませたスポーツ健康福祉学科1年の河野智大さん(21)は、「4月に学内で感染者が出て、大型連休までリモート講義となりました。副反応が怖いけど早く打ちたかった。年末年始にも控えたので、この夏は鹿児島の実家に帰省したいですね」と、安心した表情で語った。

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