力合わせ泥かき、除草
本紙掲載日：2021-07-23
8面
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北浦小「日本一の米田」で作業
延岡市立北浦小学校（甲斐憲一校長、１１４人）の５年生２０人はこのほど、学校近くにある約３００平方メートルの田んぼで、地元で農園を営む松原学さん（５８）やＪＡ延岡理事の松本義文さん（６８）らと一緒に除草作業を行った。
６月の田植えに続く作業。この日は児童が「日本一の米田」と名付けた田んぼに入り、刈り取った草を集める農具「レーキ」や、松原さん考案の「自作除草機」、爪の車輪が付いた人力除草機「草押機（通称ガラガラ）」などを使って泥をかき回し、田んぼに生えるコナギやヒエ（イヌビエ）といった雑草を浮かせ、取り除いた。
中でも、草押機はかなりの力が必要で、児童は「重い！」と声を上げながら複数人で力を合わせて押す姿が見られた。田んぼの入り口付近でムカデが見つかったり、泥の中で尻もちをついたりとハプニングもありながら３０分ほどで無事に作業は終わった。
戸高陽飛さん（１０）、植田莉愛さん（１０）、�眇槎仗里気鵝複隠亜砲蓮崚イ涼罎任海韻燭海箸筺▲�エルを捕まえたことが印象に残った。一日中、作業しても良かったのに」と充実感に浸っていた。
松原さんは「大人が思っている以上に、子どもたちは大変な作業も一生懸命やってくれる」と話し、「生き生きと作業する姿がとにかくうれしかった」と目を細めた。松本さんは「食の大切さや農家の苦労など、いろいろ体感できたと思う。こういう活動を通して子どもたちが少しでも農業に興味を持ってくれればうれしい」と話していた。
除草作業は今月末にも行われる。