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西の正倉院、建設のストーリー

本紙掲載日:2021-07-24
3面
漫画本を手に笑顔の児童。中央は原田さん

漫画、地元小5生に贈る−みさと文学賞実行委

◆原作は原田さんの「神門」−第1回審査員特別賞

 美郷町の文化や歴史の学習に役立ててもらおうと、西の正倉院みさと文学賞実行委員会は19日、美郷南学園(小野浩司校長)の5年生10人に漫画「西の正倉院と百済王伝説」を贈った。美郷北義務教育学校と西郷義務教育学校の5年生各12人にも教育委員会を通じて届けられる。

 漫画は、第1回同文学賞で審査員特別賞を受賞した原田須美雄さん(74)=同町南郷神門=の作品「神門」が原作となっている。この日は、原田さんが美郷南学園を訪れ、5年生一人ひとりに本を手渡した後、本について講話した。

 原田さんは、旧南郷村役場の元職員。企画観光課の時に西の正倉院建設に携わり、プロジェクトリーダーとして1996年の完成まで指揮を執った。

 同村では75年ごろ、1300年以上守り継がれる百済王族の亡命伝説や銅鏡(神門鏡)をむらおこしにつなげる取り組みが続いていた。「当時、南郷には文化庁や大学、奈良国立博物館、韓国の学術調査団などが次々に訪れた。伝説は本当なのか。一方で疑い、一方では信じながら調査した」という。

 銅鏡は奈良正倉院の御物や東大寺大仏殿の台座から出土した銅鏡と同一で国宝級と分かり、「正倉院と同じ宝があるのだから、正倉院を造ってはどうか」とのプランが出された。しかし、正倉院の設計図は宮内庁が管理しており門外不出。「何度も(宮内庁)通い、協力をお願いした。了承を得た後も、材料の木を全国に探しに行ったり、建築基準法の問題などで5年もかかった。計画から西の正倉院が完成するまでだと10年かかった」と振り返った。

 また、「韓国との交流が深かった南郷村は、当時、住民のパスポート保有率が全国で2番目になったことや、神門神社に保管されていた唐花六花鏡(とうかろっかきょう)は日本国内で5枚しか現存していない」ことなども紹介。

 最後に「漫画を大事に一生懸命読んでほしい。伝説の祭りを一度も途絶えさせずに守ってきたことは南郷、美郷町の誇り。お父さんお母さんにも見せてあげて」と呼び掛けた。

 漫画本を受け取った甲斐優衣佳さん(10)は「一度読んだことがあって、個人でもほしかったのでうれしい。たくさん読んで正倉院と師走祭りをもっと細かく知りたい」と話した。

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