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談話室−よりよい地域の基盤づくりに

本紙掲載日:2021-08-03
3面

延岡市高齢者福祉協会の中村新事務局長

 「行政から離れて現場の実践でできることは何かと考えながらわくわくしています」と話すのは、1日付で延岡市高齢者福祉協会事務局長に就任した中村誠さん(60)。今年退職を迎えた市役所では健康増進課などに在籍。同協会の渡部恭久理事長(71)も「長く歩まれてきた保健・医療畑での経験が生きるのでは」と期待を寄せる。

 高齢者の健全な暮らしを支えるため、身の回りの世話などで地域住民が参加協力する「笑む笑むサービス」(1989年開始)、認知症や障害のある人たちのための相談対応や支援を行う「延岡・西臼杵権利擁護センター」(2019年設立)など同協会の事業は多岐にわたる。

 中村さんは「範囲の広さを実感している」と率直な感想とともに「市役所時代から、いかに安心して暮らせる環境をつくることができるかが高齢者福祉の目指すところだと感じていた。直接、関われる立場に恵まれたので、よりよい地域の基盤づくりに寄与できれば」と意気込みを語った。

 写真は渡部理事長(右)と中村事務局長(撮影時のみマスクを外しています)。

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