行政委員４人に辞令交付

退任の４人に感謝状−日向市

　日向市は１日、市議会９月定例会で同意を受けた行政委員４人の辞令交付式と、退任する委員４人への感謝状贈呈式を市役所で開いた。

　辞令を受けたのは、教育委員会委員の黒木智美さん（３８）＝日向市江良町＝、公平委員会委員の稲田利文さん（６１）＝同市財光寺＝、固定資産評価審査委員会委員の奈須典夫さん（６６）＝同市塩見＝、固定資産評価員に高山克巳さん（６７）＝同市高砂町＝。ともに新任で、任期は黒木、稲田さんが４年間、奈須さんが３年間。高山さんは任期の規定なし。

　黒木さんは市スポーツ協会の事務局長、市文化振興事業団の理事など、ともに元市職員の稲田さんは教育部長、会計管理者など、奈須さんは総合政策部長、産業経済部長など、高山さんは会計管理者、福祉課長などを歴任した。

　辞令を交付した十屋幸平市長は「これまでの豊富な経験から、本市の未来を支える日向っこの育成、職員の働き方改革、税務行政の推進など市政の支援、協力をお願いしたい」と活躍に期待を寄せた。黒木さんは「これまでの経験を生かし、子どもたちのために力を尽くしたい」と抱負を述べた。

　退任したのは、教育委員会委員を２期８年務めた黒木知子さん、公平委員会委員を同じく２期８年務めた谷村美江さん、固定資産評価審査委員会委員を１期３年務めた黒木一彦さん、固定資産評価員を５年務めた寺原政志さん。

　４人はそれぞれ「日向市の子どもたちの現状を深く知ることができ、人生の宝になった」「市職員が生き生きと働けるように努めてほしい」「今後も市、市民のため協力したい」など感想や感謝の言葉を述べた。十屋市長は「在任中の多大な貢献に感謝します。今後も市政への指導、助言をお願いしたい」と労をねぎらった。