夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。
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日向市の森さん、1人の支援続ける
◆少しでも役に立ちたい
1人親世帯や独居高齢者、生活困窮世帯を個人で支援している人がいる。日向市財光寺の森敏郎さん(66)だ。新型コロナウイルスの影響を受け始めた2019年冬から、1人800円相当のお弁当券をプレゼントし続けている。今年からは障害児を持つ家庭にまで対象を広げ、「少しでも社会的に弱い立場にある人たちの役に立ちたい」と活動に励む。
「森さーん、あした実力テストやとよね」「ねぇ、暑いから水掛けて」「(記者と話している姿を見て)彼氏できたとー?」
学校が終わった平日の午後3時ごろ、森さんは下校する児童生徒から次々に声を掛けられ、たまにからかわれる。
60歳で定年退職した後、「第2の人生は子どもたちの役に立ちたい」と財光寺切島1区で学習支援をスタート。夏休みの宿題の手伝いやスポーツ大会などのイベントを通して、交流を深めた。そのおかげで、子どもたちとは顔見知りになった。
毎年続けてきたが、コロナ禍で開催が困難に。そこで取り組み始めたのが、生活困窮世帯などの支援だった。民生委員も務めていた上、学習支援を通して子どもたちの家庭状況は把握していた。
市内の飲食店に交渉し、800円相当の弁当券を用意。「割高なのは、少しでもぜいたくしてほしいから」。対象世帯を訪問し、人数分配った。車がない家庭には弁当を配達。昨年は、市母子・寡婦福祉連絡協議会に400人分を寄託した。
主な活動費は、県赤い羽共同募金などの助成金でまかなっている。募集があるたびに申請し、承認されれば弁当券を準備してプレゼント。それを繰り返している。不足した場合は、有志からの寄付や自己資金を充てる。
子ども食堂などを運営する、日向子ども研究所絆にも所属している。医療的ケア児らの家庭にまで対象を広げたのは、子ども食堂に訪れた家族との出会いがきっかけだ。365日付きっきりでケアする母親の苦労を知り、支援を始めた。
9月24日には、医療的ケア児らの母親でつくるteとteママの会(甲斐麻央代表、11人)に50枚を寄贈。50枚にしたのは、会員とその家族のほか、会に所属していない医療的ケア児らの家族の分だという。
甲斐代表は「車椅子が入れなかったりケアで時間がなかったりするので、障害を持つ子どもの家族は外食できない。だから、家でお店の料理を食べられるなんてうれしい。子どもたちはすごく喜ぶし、母親の息抜きにもなる」と感謝した。
森さんは「これからは1人親や生活困窮世帯、高齢者に加え、障害を持つ方の家族も支援していきたい。お弁当を食べることで当事者はもちろん、その家族全員が笑顔になってくれたらうれしい」と話していた。