豊かな実り喜ぶ−認定こども園カナリヤ
本紙掲載日：2021-10-06
8面
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園児がサツマイモを収穫
延岡市川島町にある幼保連携型認定こども園カナリヤ（楢木野スマ子園長）の年長児１９人が４日、同町の共同生活援助施設「グループホームすまいる」の農園で、自分たちが育てたサツマイモを収穫し豊かな実りを喜んだ。
芋掘りは、今年初めての取り組み。グループホームを運営するＮＰＯ法人すまいる（甲斐裕一理事長）が、地域福祉を向上させるための活動の一環として、農園の一部約２５平方メートルを提供した。
年長児はくわで色鮮やかなサツマイモを収穫し、「大きい！」「３個もあった！」などと、引率の先生らに自慢。最後に、甲斐理事長が事前に埋めておいた「巨大サツマイモ」の作り物を全員で引っこ抜いた。
巨大なサツマイモは、「芋掘りをもっと楽しんでもらいたい」と甲斐理事長が制作。中には、桃太郎になぞらえて手作りした人形〃芋太郎〃と、プレゼント用のお菓子の詰め合わせを仕込んだ。
甲斐理事長は自作した芋太郎の紙芝居を読み聞かせた後、園児の「芋太郎出てこーい」という掛け声で巨大芋をカット。おしゃぶりをくわえた芋太郎を見せると、園児から笑いが起こった。
参加した�睫攬票�さんは「焼き芋にして食べたい。芋太郎が入っててびっくりした。楽しかった」、大賀敦司さんは「大きい芋が取れてうれしかった。自分で巾着芋を作りたい」と話していた。