秋晴れの下、自転車に乗って交通ルール学ぶ

めひかり交通安全サイクリング大会めひかりサイクリング−延岡

　自転車運転のマナーアップを目的とした「めひかり交通安全サイクリング大会」が２日、延岡市本小路の上下水道局裏駐車場を発着する約１０・５キロのコースで行われ、市内から家族２７組６８人が参加、自転車でチェックポイントを巡りながら交通安全について学んだ。主催は、市めひかり交通安全対策本部（本部長・読谷山洋司市長）。

　大会は、２０００年に市民から自発の運動として始まっためひかり交通安全運動の一環。交通安全への意識を高め、自分の身は自分で守るという心構えの定着を目指している。

　開会式で、市地域離島交通政策課の尾畑知子課長が「自転車は子どもにとって最も身近な交通手段。ルールを意識し、自宅周辺の安全確認などを行うきっかけにしてほしい」とあいさつ。その後参加者は５チームずつのグループに分かれて５分置きにスタートした。

　競技は、道路の左側走行や交差点での一時停止、安全確認などの交通ルールを守りながら、主催者が設定した基準タイム（７５分）との差と、コース上に設けられた４カ所のチェックポイントで出題される交通ルールや延岡の歴史などに関するクイズの正解数で順位を決定した。

　ゴール後は入賞者を表彰し、延岡警察署交通課の末永忠裕課長が「交通事故に遭わない、そして交通事故を起こさないように気を付けてください」と事故防止の協力を呼び掛けた。

　優勝した「れんぽっぽ☆あおぽっぽ」チームの緒方大さん（５０）・蓮斗さん（１１）・蒼斗さん（８）親子は「景色がきれいでクイズも楽しかった。歩行者がいる時は自転車を降りて、通り過ぎるのを待ちました」と話していた。