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日向工高で一日体験入学

本紙掲載日:2021-10-19
8面
電気科では、はんだ付け作業などに取り組み、オルゴールごまを製作した(日向工業)
機械科では、旋盤作業を体験した
建築科では木製の筆箱作りに挑戦した

中3生が実習「もっと勉強したい」

 進路選択に役立ててもらおうと、県立日向工業高校(若林繁幸校長、309人)は2日、中学3年生を対象にした一日体験入学を行った。午前と午後の部に分けて実施。市内外の中学校から延べ150人が参加し、専門系高校の特色、魅力に触れた。

 参加者は希望する三つの学科(機械科、電気科、建築科)に分かれ、それぞれの学科で学習の説明を受けたほか、実習を体験。電気科ではオルゴールごまの製作と電気工事、機械科では旋盤と溶接体験、建築科では木製の筆箱作りなどに取り組んだ。

 このうち電気科では、はんだごてやドライバー、ニッパーなどを使って電子回路の組み立てに挑戦。こまを回すことで遠心力スイッチが入り、LED(発光ダイオード)が点灯し、メロディーが流れるオルゴールごまを作った。

 参加者は高校生のアドバイスを受けながら、LED、トランジスタなどの細かい部品を基盤に取り付けるはんだ付け作業などに集中。最後にバランサーを調整し、勢い良くこまを回すと、LEDが点灯し、美しい光の輪とメロディーを楽しんだ。

 富島中3年の井本大貴さん(14)は「はんだごて作業は難しかったけど、先輩たちが優しく教えてくれて分かりやすく楽しかった。電気科でもっと勉強したい」と話した。

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