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1日だけの期日前投票所−九保大

本紙掲載日:2021-10-29
3面
学内に開設された投票所で期日前投票をする学生ら(26日午後、延岡市の九州保健福祉大学)

学生、教職員が次々投票

 延岡市吉野町の九州保健福祉大学(兒玉修学長)に26日、この日限定で衆議院議員選挙(31日投開票)の期日前投票所が開設された。昼休みを中心に学生や教職員が次々に訪れ、投票した。

 同大では、公職選挙法改正で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の選挙となった2016年7月の参議院議員選挙以降、若者の投票率の向上などを目的に長期休業期間中の選挙を除いて毎回開設。今回が7度目となった。

 同大の担当者によると、学生には事前に学内のメールで開設を告知。31日当日に投票ができない学生への積極的な利用を呼び掛けていた。この日は開設時間の午前10時すぎから学生らが訪れ、係員の案内に従い小選挙区、比例代表、最高裁判所裁判官国民審査の3種類の投票箱にそれぞれの票を投じていた。

 薬学部3年の稲永啓医さん(23)は「日曜日に用事があって投票に行けないので利用した。若者が政治に参加する姿勢を示さないといろいろ変わらないと思い、それなりに調べてきました」と話し、「少子高齢化の問題があるが、高齢者にも若者にも優しい政治をしてくれる人にお願いしたい」と希望していた。

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