マイナンバーカード取得申請を補助

専用車両を導入−延岡市

◆市役所前で出発式

　延岡市はこのほど、マイナンバーカードの取得申請を補助する専用車両の導入を開始。出発式が市役所玄関前で行われた。

　同車両は郵送やスマートフォンなどによる申請、市役所などの申請補助窓口を利用するのが難しい市民の要望を受けて導入。予約を受けた職員が各家庭や公民館、事業所などを訪れ、顔写真を撮影して申請をサポートする。

　車両は軽乗用車。顔写真を撮影する際は後部のドアを開け、背景となる青色のボードをつり下げ、職員がカメラ付きのタブレットで撮影する。訪問日は平日と第２、４日曜日の午前９時から午後４時まで。

　同市はこれまで、出張申請窓口を商業施設や公共施設で開設し、市民のカード申請を補助してきた。１月末現在、同市の申請率は５４・９％。交付率は４８・１％で全国平均の４１・７％を上回っているが、県平均の５４・６％には届いていない。

　車両のボンネットやドアにはマイナンバーカードのキャラクターである「マイナちゃん」や「この車でマイナンバーカードの申請ができます」などの言葉が描かれ、申請を呼び掛ける広報車としての役割も兼ねる。

　出発式では市民課の職員２人が申請補助用車両に乗り込み、読谷山洋司市長や職員が送り出した。

　読谷山市長は「窓口での感染が心配な方でも安心してマイナンバーカードを取得できるサービス。１月から新しいマイナポイント制度がスタートし、ポイントが付くので、この機会にぜひ取得していただきたい」と呼び掛けた。

　予約、問い合わせは市民課（電話延岡２２・７０１５）まで。