新型コロナ−過去２番目の６８４人

１０万人当たり全国２位

◆延岡市８５人、日向市７５人など県北２０８人−１３日

　県は、１３日に県内で６８４人が新型コロナウイルスに感染したと、１４日に発表した。県北では全９市町村で感染者が確認され、延岡市８５人、日向市７５人など計２０８人で最多を更新。直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は県内３８０・２人で全国ワースト２位になった。累計感染者は３万２８０２人。

　人口１０万人当たりの新規感染者数は９日連続で最多を更新。５日連続で沖縄県、東京都に次ぐ３位だったが、東京都を上回り、沖縄県（６２４・５人）に次ぐ、過去最上位の２位になった。病床使用率は２３・９％。

　県北の町村の新規感染者は門川町２５人、高千穂町１４人、椎葉村３人、日之影町と五ケ瀬町、美郷町、諸塚村が各１人。

　県北以外は宮崎市２５９人、都城市６５人、小林市２６人、日南市２１人、川南町１８人、西都市と国富町、新富町が各１６人、三股町１３人、えびの市７人、高鍋町６人、高原町と都農町が各４人、串間市３人、綾町２人。県外は福岡県と大分県が各１人。

　年代別は１０歳未満１０５人、１０代１０１人、２０代１３０人、３０代１０５人、４０代１１０人、５０代６０人、６０代３１人、７０代１９人、８０代１４人、９０代８人、１００歳以上１人。

　行政検査件数は１０３０件で、医療機関の検査で判明が４９９人。既発表の感染者との接触歴ありは１６３人、感染経路調査中が５１９人、県外在住２人だった。

　延岡市８５人で調査中が７６人。年代別は１０歳未満９人、１０代１５人、２０代２２人、３０代１１人、４０代１５人、５０代４人、６０代５人、７０代２人、８０代１人、９０代１人。

　日向市は７５人で調査中６８人。１０歳未満１６人、１０代８人、２０代１４人、３０代１２人、４０代７人、５０代８人、６０代６人、７０代３人、９０代１人。

　門川町は２５人中２１人が調査中。１０歳未満３人、１０代１人、２０代と３０代が各２人。４０代、５０代、６０代が各３人。７０代１人、８０代４人、９０代３人。高千穂町は接触歴あり１０人、調査中４人で１０代、２０代１人ずつ。４０代２人、５０代１人、６０代２人、７０代１人、８０代３人、９０代２人、１００歳以上１人。

　椎葉村は１０代、３０代、６０代１人ずつで３人とも調査中。五ケ瀬町３０代１人は接触歴あり。日之影町は６０代、美郷町は２０代、諸塚村は４０代がそれぞれ１人で調査中となっている。

　福岡県在住３０代は日向保健所管内、大分県在住５０代は延岡保健所管内で感染が確認された。

　１３日時点の県内の入院（２９７床）は３人増の７１人で重症者は１人。そのうち県北は日向入郷（２９床）で８人、延岡西臼杵（６３床）で１４人が入院。自宅療養は３３７９人、宿泊施設は宮崎市１０７人、延岡市３６人、都城市２２人が療養している。入院・療養調整中は１３３９人。

◆１００歳以上の１人が１３日に死亡

　県は１４日、県内で新型コロナウイルスに感染した１００歳以上の１人の死亡を確認したと公表した。県内の死者は累計１２１人で、第６波以降で８０人になった。

　県感染症対策課によると、基礎疾患があり、１３日に死亡が確認された後の検査で陽性が分かった。ワクチンは３回接種済みだったという。

◆宮崎市、小林市などでクラスター−県内６件

　県と宮崎市は１４日、県内で新たにクラスター６件を確認したと発表した。県北関連はなかった。

　宮崎市の事業所１７人、小林市の事業所７人と教育・保育施設５人、えびの市の教育・保育施設５人、小林・えびの・西諸県圏域の県立学校８人、国富町の教育・保育施設７人で集団感染が分かった。

◆感染者１人が死亡・１５日発表、６４０人未満

　県は１５日午前、県内の新型コロナウイルス感染者は６４０人未満で、感染患者１人の死亡を確認したと発表した。詳細は１５日午後、発表する。前週金曜日の８日は６１０人。２０日連続で前の週の同じ曜日を上回り、１３日、１４日に続き過去３番目の新規感染者数となる。