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本紙掲載日:2022-06-06
8面
約30人が出席して2年ぶりに開催された延岡史談会の総会

延岡史談会、2年ぶり総会

 延岡史談会(甲斐典明会長)の2022年度総会は5月29日、延岡市社会教育センターで会員ら約30人が出席して開き、昨年度の活動を振り、今年度の全体活動方針や史跡、民俗、古文書の各部会の活動計画を決めた。

 新型コロナウイルスの影響で昨年度は中止となったため、2年ぶりに開催。過去2年間に亡くなった会員に黙とうをささげた後、来賓の読谷山洋司市長が祝辞、今年度の活動に期待を寄せた。

 議事では昨年度の活動報告と決算、新年度の活動方針と予算を審議し、いずれも承認。また、事務局を務める会員の一部改選案と事務局の所在地に関する会則の改正案についても承認した。

 今年度の事業計画について、全体としては市内のイベントへの参加や、6月19日から来年2月19日まで5回の講演会または史跡巡検を予定。また、史跡部会も5回の講演会と史跡巡りを、民俗部会は南方地区や赤水町での探訪会を開催。古文書部は年間を通じて「藤江根元実記(ふじえこんげんじっき)」の解読に取り組む。

 あいさつに立った甲斐会長は「待ちに待った活動再開。史談会は前身の団体から数えると90年近くの歴史がある。私たちの役割は調査と研究。そして会員や一般の皆さんへの公開講演会を含め、社会教育の場を提供すること、活動を通じて社会貢献すること。活動再開をうれしく思うと同時に、硬軟織り交ぜて楽しく学べる場にしていこう」と呼び掛けた。

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