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あすの日本代表を指導

本紙掲載日:2022-09-06
3面

東京五輪ハンドボール女子主将・原希美選手(延岡市出身)

◆夢と目標、諦めずに努力すればかなう

 東京2020オリンピックのハンドボール女子日本代表主将で延岡市出身の原希美選手(31)=三重バイオレットアイリス=を招いての講演会と講習会が4日、延岡市民体育館であった。対象は小学生−高校生で、市主催の「チームのべおか小中高連携アスリート育成事業」「オリンピックレガシー形成事業」として開いた。

 市内のクラブチームに所属する小学生31人、中学生34人、補助役として高校生選手約20人が参加した。延岡東小学校で原選手を指導した県ハンドボール協会理事長の和田保典さんが進行役となり、紹介映像も交えながら、原選手が子どもたちからの質問に答える形で話した。

 原選手は2歳上の姉が練習する姿を見てハンドボールを始め、小学6年生で「一番大きな大会に出たい」と五輪出場を目標に決めたという。学校時代で一番印象に残っている大会を尋ねられると、「勝った試合よりも負けた試合」だとして、日本一を懸けた大学のインターカレッジ決勝で敗れた時の悔しさを振り返った。

 世界の選手と戦うため筋肉を付けて体重を増やし、それでも素早く動けるように食事バランスに気を使っていること、故障しないように痛みを感じたらその日のうちに取り除くなど、トップ選手としての自己管理法を紹介。試合や練習に影響が大きい新型コロナウイルスの感染防止も徹底していると話した。

 それでも思い通りに成果が出せなかったり、主将として年代の異なるチームメートをまとめる苦悩など、精神面をケアするためには日記が支えになっていると説明。自分自身を客観的に見つめ、今できていることや足りないものを理解することの大切さを語った。

 試合での気構えについては、「相手よりも勝ちたい気持ちをどれだけ持ち続けることができるかが一番大事」と強調。「ミスは取り返せない。引きずらずに目の前の1プレーに集中する」と、気持ちの切り替えが勝負を大きく左右することをアドバイスした。

 試合前には音楽を聴いて緊張をほぐし、靴は左足から履くなど、自分なりの一連の動作(ルーティン)も紹介。「これをやれば絶対に決められる」と、7メートルスロー(ペナルティースロー)前に右足を大きく上げるなどのルーティンを披露した。

 自主的な練習については、ハンドボールに欠かせない体力を付けるため「嫌になるくらい走り込む」ことや、指先の感覚を磨くためシュートの投げ込みを欠かさないことを説明。つらくても地道な練習の積み重ねは、試合などで必ず成果を実感できると自ら範を示した。

◇日々成長を目標に人より多く練習を

 五輪のコートに立った時には、「緊張したが夢の舞台がうれしくて、感動で泣きそうになった」と振り返り、常に家族や周囲の人への感謝を忘れずにプレーしていることを紹介。「夢と目標を諦めずに努力すればかなう」と後輩にエールを送った。

 日々成長することを目指し、「人より一日1本でも多くシュートを練習し、1往復でも多く走る」を意識し続けているという原選手。意外にも、小学生時代から一度も全国優勝したことがないといい、「いまの三重(バイオレットアイリス)で日本一になれるよう頑張る」と力強く現在の夢を語った。

 講演会後には合同練習形式の講習会もあり、原選手がシュートの足運びや、パス―シュートの連携などの技術を身に付ける練習法やコツを分かりやすく指導。参加した延岡東クラブの野田倫さん(中学2年)は、「けがを乗り切ってオリンピックに出たエピーソードなどを聞き、メンタルの強さがすごいと感じた。体力を付けるため、好きな物ばかりでなくバランスよく食べていきたい」と参考にしていた。

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